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第193回 <大学受験のパートナー 有力予備校徹底比較④ 四谷学院編>

塾選び

皆さん!こんにちは!いよいよ大学受験2021も残すところ約1カ月となり最終コーナーを迎えています。いよいよ受験学年となる現2年生(新3年生)はまさに最前線に乗り出すことになりますし、捲土重来を期して再挑戦を志向する現3年生も思いを新たにしていることでしょう。いずれにせよ第一志望突破のためには長期戦を一緒に伴走してくれるパートナーが必要です。それが予備校なのです!!とはいえ世の中に予備校は数多あり、玉石混交と言ってもよいでしょう。間違ったパートナーを選んでしまっては第一志望は絶対に突破できません。そこでどの予備校が自分に最適なのか判らないという生徒さんのために、今回から当ブログでは各有力予備校を完全解剖して参ります!!

55段階個別指導

四谷学院の最大の売りは「55段階個別指導」です。皆さんも電車内の広告等で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?生徒一人一人のレベルに合わせて細かく段階を設定したうえで、指導してもらえるのは非常にありがたいことだと思います。

四谷学院には、中学レベルの基礎から東大レベルまで55段階にテキストを分類しています。それぞれのテキストで勉強に取り組み、テストを受けていきます。テスト結果を添削してもらい個別指導に入ります。細かく分かれたステップごとに一つ一つ力を付けていけるのが55段階個別指導です。

科目別能力授業

四谷学院のもう一つの売りが「科目別能力授業」です。通常の集団授業予備校では学力別のクラス分けがありますので、志望校別に全科目同じコースを受講するケースが圧倒的に目立ちます。例えば東大志望の場合であれば東大クラスの「東大英語」や「東大数学」といった科目を自動的に履修することになります。しかしながら、誰にでも科目ごとの得意不得意があることは事実ですので、全科目同じレベルの授業では伸び悩む科目が出てくるのが自然です。そこで月に1回のテストで科目別にクラスをレベルアップしていこうというのが「科目別能力授業」です。

テキストは自分で進める!

四谷学院では基本的にテキストは自分で進めていきます。また、きちんと理解できているかかどうかを確認するテストでは、原則自力で解けるようになるまで確認を繰り返します。

この勉強方法は武田塾の考え方とよく似ていますので深く賛同できます。武田塾では自学自習を推奨しており、毎週自分で参考書や問題集を進めてもらいます。その上で、翌週の特訓前に自学自習した学習範囲の理解度を測るための確認テストを実施します。因みにこのテストのスコアが80%以下の場合は次の単元に入ることは許されません。

四谷学院に通う際の注意点

武田塾と四谷学院は学習法がよく似ているというお話をしましたが、「四谷学院で頑張っているのに成績が伸びない、、、」というご相談を度々承ります。そこで実際に四谷学院に通っていた学生に聞いたところ、残念ながら四谷学院の学習システムがうまく機能していないのではないこという印象を持ったのです。

原因は以下の2つではないかと分析しています。

①テキストの解説が分かりにくい

四谷学院で自習用に用いられているテキストの解説が簡潔過ぎて自学では充分な理解が得られないようです。学校で配布される教材同様で授業が実施されることが前提での解説になっていることが原因であろうと推察しています。

②「テストの丸付け」は個別指導では無い!

四谷学院では個別指導の時間の為に取り組んだテストを採点してもらうために自分の答案を持って採点官の列に並ぶようですが、この待ち時間が意外と長いようです。その結果として、実質の個別指導時間は15分程度で終わってしまうという声もよく聞こえてきます。

個別指導に1時間が確保されているとしても、実際の指導時間がこれほど短いのだとしたら中々本質的な理解には到達しにくいのかもしれませんね。簡潔過ぎる解説に短い指導時間が重なり、せっかくの四谷学院の学習理念が実現できていないのではないかと感じます。個別指導は必要ない位の勢いで勉強できる方にはお奨めです。

武田塾では手厚い解説の参考書をベースにして、各科目毎週1時間のテストを通してじっくりと実力を蓄積していきます、学習の抜けや漏れは確認テストのスコアに現れるので、その場で解決可能です。間違えた問題や理解が浅い単元などに対しては解説も実施しますが、そうした抜けや漏れを根絶するための勉強法を指導することが最終的な目標です。

四谷学院やそのほかの予備校ともっと詳しく比較しながら検討したい方はお気軽に受験相談にお越しください!!

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