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第185回 <コロナ禍が受験に与える影響①>

コロナ対策

皆さん!こんにちは!いよいよ共通テストも終わり大学受験も残すところ約1カ月となり最終コーナーを迎えています。昨年の今頃はコロナのコの字も無かった訳ですからたった一年前の事とは言え隔世の感がありますね。そこで特集としてコロナ禍が受験にどのような影響を与えようとしているのかを深堀していきます!

理高文低へ

大学生の就職人気ランキング上位の常連だった航空会社や旅行会社は今回のコロナ禍で深刻な業績の悪化を余儀無くされています。既に始まっている様に今後は、リストラやコロナ解雇並びに新卒採用の抑制が加速していくのは明白です。アベノミクスの好景気に沸いていたここ数年は文系学部が軒並み志願者を増やしてきましたが、その反動として資格や技能に直結するような理系学部人気が集まるものと考えられます。不況時における就職志願者の防衛意識が資格や技能に優位性を見出すでしょう。

とりわけテレワークの推進や地方のICTインフラ拡充の動きやAI導入の拡大を背景とし、理系の中でも電子工学や情報工学関連学部が特に人気を集めています。従来から工科系大学は就職の面倒見がよく支持を集めてきましたが人気に拍車がかかりそうです。

文系人気は一転して衰退へ、例外は法学部のみ

コロナ不況は年単位で続くと見られていますので、経済・経営・社会科学系の学部人気は長期的に不振が続くものと予想されます。同様にインバウンド需要も見込めなくなっていますので、ここ数年最も志願者数を伸ばしてきたグローバル系学部も人気を保つことは困難でしょう。

不振に陥るであろう文系学部の中で唯一の例外は法学部だと考察されます。コロナ不況の影響を受け難い公務員試験を目指す志願者が増えている影響で、公務員試験に強い法学部が、文系の勝ち組になりそうです。

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