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第167回 「大学受験2020 新トレンドを探る ②」

受験対策

皆さん!こんにちは!!最後のセンター試験も終わり、いよいよ今年度の大学受験も佳境に差し掛かっております。前回までは全14回にわたり2019年の大学受験から何を学ぶべきかと言う観点から特集を組んで参りました。そこでのキーワードは「難関大学敬遠」、「滑り止めクラスの激戦」、「難関大学の合格者増」など2極化を示唆するモノが浮かび上がって参りました。これらのキーワードが実際に2020年度大学入試においてどのような動きとなっているのかを今回から探っていきたいと思います。

依然続く「難関大学敬遠」、対極現象としての「滑り止めクラスの激戦」

これまでも何度も特集して参りましたが「難関大学敬遠」の流れは止まるどころか、一層強まってきているようです。早慶クラスの最難関大学を避けて、志願者が中堅大学へ流れて激戦となる傾向がここ数年確実に定着しておりましたが、今年は更に下位の「滑り止めクラスの激戦」という新しい流れが明確に見て取れるようです。

志願者が集中する「大東亜帝国」

以下に主な私立大学の志願者増減率動向を上げていきます。

大学名 志願率
早稲田 93%
慶應義塾 89%
上智 98%
東京理科 98%
明治 96%
青山学院 94%
立教 92%
中央 96%
法政 91%
日本 105%
東洋 85%
駒澤 87%
専修 96%
大東文化 104%
東海 111%
帝京 104%
桜美林 123%
関東学院 113%

日本大学の前年度は例のタックル問題で、全面的な嫌気があったことによる反動ですから例外となりますが、「早慶上理」、「MARCH」、「日東駒専」まで見事なまでに前年割れとなることが濃厚です。前年度大きく志願者を増やした東洋・駒澤・専修も揃って激減予想となっています。代わりに躍進が確実視されているのが「大東亜帝国」クラスの各大学です。ここ数年は、1年ごとに主役が下位のステージにはっきりと移り変わっています。受験生の「安全志向」、「現役志向」を色濃く反映していると言って良いでしょう。

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