第158回 「2019大学受験から何を学ぶか? ⑦ 大学別志願状況 慶應義塾大学」
皆さん!こんにちは!!いよいよセンター試験まで2カ月、大学受験本番まで3カ月を残すのみとなりました。いよいよ最終コーナーですね!各大学の入学試験日程も出揃い、具体的な日程作成に取り掛かっている受験生も多いと思います。このタイミングで、2019年度の大学受験を今一度振り返り、2020年度に活用できるポイントを探っていきたいと考えています。今回はその第7回です。
慶應義塾大学 全体で2年連続減少
前回、前々回では「人の行く裏に道あり花の山」と銘打って、全国模試の最難関Aグループでは「志願者増加率<合格者増加率」となっている一方で、Eグループでは全く逆の「志願者増加率>合格者増加率」となっている昨今のトレンドを分析してきました。今回からは受験生諸君の出願に役立つよう、主要大学別に一歩踏み込んだ考察をしていきたいと思います。
初回は、「陸の王者・慶応義塾大学」です。言わずと知れた私学最難関ですから、「志願者増加率<合格者増加率」の典型的なパターンとなっています。大学全体では前年比97%で2年連続の減少。最難関私大敬遠と合格者絞り込みの影響が顕著です。
ほぼ全学部において減少傾向止まず
学部別に見ていきますと、
理工学部 前年比96%で5年連続の減少。
経済学部 前年比98%で3年連続の減少。
文学部 前年比微減で2年連続の減少。
法学部 前年比微減で2年連続の減少。
商学部 前年比95%で2年連続の減少。
総合政策 前年比96%で2年連続の減少。
薬学部 前年比91%で5年連続の減少。
看護医療 前年比94%で3年連続の減少。
と言う具合に全面ダウンです。一方で合格者は軒並み増加している訳ですからビビって敬遠するよりも挑戦する者に勝利の女神は微笑むのではないでしょうか!
増加に転じたのは以下の2学部のみ。
医学部 前年比微増だが5年ぶりに増加。
環境情報 前年比107%で2年振りの増加。
第152回でも書いたように、志願者全体では13年連続の増加で前年比106%となっている訳ですから、最難関敬遠の構図が極端にはっきりと見て取れます。繰り返しになりますが、やはり「人の行く裏に道あり花の山」という事に尽きると思いますが、皆さんはいかがお考えでしょうか?武田塾で早めに準備して最難関へ挑戦しようではありませんか!!