第157回 「2019大学受験から何を学ぶか? ⑥ 主要私立22大学志願者ランキング」
皆さん!こんにちは!!いよいよセンター試験まで2カ月、大学受験本番まで3カ月を残すのみとなりました。いよいよ最終コーナーですね!各大学の入学試験日程も出揃い、具体的な日程作成に取り掛かっている受験生も多いと思います。このタイミングで、2019年度の大学受験を今一度振り返り、2020年度に活用できるポイントを探っていきたいと考えています。今回はその第6回です。
主要私立大学22大学 5年ぶりの志願者減少
*主要私立大学22大学ー青山学院・学習院・慶應義塾・駒澤・上智・専修・中央・東京理科・東洋・日本・法政・明治・立教・早稲田・京都産業・同志社・立命館・龍谷・関西・近畿・関西学院・甲南
これら主要大学の志願者数はマイナス18996名と5年ぶりの減少となりました。全体では13年連続の志願者増加(前年比106%)を記録している訳ですので対照的な結果となった訳です。上位人気大学における「合格者絞り込み」の余波で、これまで続いていた増加傾向が一段落したものと推察されます。
2番手グループがリスク分散の受け皿に
一方で増加したのは、駒澤(109%)・専修(123%)・中央(105%)・東京理科(107%)・東洋(106%)・京都産業(109%)・関西(101%)・甲南(116%)となっています。顔ぶれからも分かる通り、最難関大に次ぐ大学群がリスクを避ける受験者心理の受け皿となったことが一目瞭然です。慶應義塾(97%)・早稲田(95%)・上智(90%)となった結果と対比すると更に鮮明にトレンドが浮かび上がります。
合格者は一転増加、「志願者増加率<合格者増加率」
合格者は半数以上の13大学で増加しました。昨年合格者増となったのは日本大だけでしたのでトレンド転換は鮮明です。合格者絞り込みが一段落したと言って良いでしょう。