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第149回 「名門大学 看板学部の変遷」

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皆さん!こんにちは!このところ堅い話題が続きましたので今回は気楽なテーマとして、有名大学の看板学部が時代と共にどのように移り変わっていったのかを特集したいと思います。

まずは早稲田大学です。早稲田と言えば、その看板は何と言っても「政治経済学部」。今も昔も変わらぬ輝きを放っていますが、この「政治経済学部」を猛追しているのはどの学部かわかりますか?普通に考えれば「法学部」や「理工学部」などの長い歴史を誇る伝統学部が思いつきますよね。でも答えは違うのです。

正解は何と「社会科学部」。「社学」の通称で呼ばれる事が多い「社会科学部」は元々夜間学部として発足したせいか、他学部に比べて志願者数も偏差値も長らく低めで推移していました。ところが今や、学内ダブル合格入学比率では、対「教育学部」で96%、対「人間科学部」で80%が「社会科学部」を選んでいるのです。

幅広いテーマの学問を勉強できることが魅力なうえ、受験生世代にとっては夜間学部時代の事は遠い昔の事であり全く気にならないようです。また同じく早稲田では「国際教育学部」も人気が高まっています。「教育学部」とのダブル合格者は100%、「商学部」とでは63%が「国際教育学部」に入学しています。

一方、慶應義塾といえば看板学部は何と言っても「経済学部」が君臨してきましたが、現在は「法学部」が一番人気となっているようです。「経済学部」とのダブル合格者の内84%が「法学部」へ進んでいます。京大、東大に次ぐ司法試験合格者を輩出している実績が高評価に繋がっているのでしょう。

また、1990年代には新たな取り組みとして「総合政策学部」と「環境情報学部」が人気を集めましたが、その後他大学でも同様の文理融合学部新設が相次ぎ新鮮味が薄れたようです。

勉強

立教大学では、かつて「経済学部」内の一学科に過ぎなかった経営学科が2006年に「経営学部」として生まれ変わりました。座学だけでなく実践的な企業連携などが評価され偏差値も急上昇。早慶を蹴って「経営学部」を選ぶ学生が出るほどの人気を集めています。

これらの動きは入試の競争倍率にそのまま反映されますので、志望校選びの際に参考にしていただけますと幸いです。

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