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第140回 「来年度に向けた注目すべき新しい動き①新グループSMART」

皆さん!こんにちは!前回までに10回連続で2019私大入試展望を特集して参りましたが、今回からはいち早く2020年を睨み新しい動きを分析していこうと思います。

一回目に取り上げるのは、大学のグループ分けに起きている異変です。この異変に伴い、受験生の選択にも新しい流れが生まれると言われています。

首都圏で大学グループと言うと、早慶上理・MARCH・日東駒専・大東亜帝国などが頭に浮かびます。関西では関関同立や産近甲龍でしょう。例えばMARCHという言葉が誕生したのは1960年代、関関同立は1970年前後のようです。

これらの言葉が定着していった背景には、70年代以降の大学進学率上昇と18歳人口の長期的上昇トレンドがありました。一気に増えた受験生に効率良く選択手段を与えるために、偏差値を基準にしたグループ分けがうまく機能したという訳です。

関西学院

しかしながら、その後約50年を経て大学の序列はどう変化したのでしょうか?

MARCH内では明治・青山学院・立教に人気が集中した結果、中央・法政とのギャップは拡大傾向です。特に明治は伸長著しく「早慶明」と分類する人もいるようです。

また日東駒専では、日本・東洋と駒澤・専修で別れており、中でも志願者数東日本一の東洋は上位概念である「成成明学」に近づいているとの分析もあります。

都市圏

こうした中、新しいグループ分けで大学を分類する動きが出て来ています。それが「SMART」です。Sは上智、Mは明治、Aは青山学院、Rは立教、Tは東京理科大となります。私大最難関グループとして「早慶上理」というくくりがありましたが、就職実績なども踏まえると、やはり「早慶」は別格で、上智と東京理科大は明治・青山・立教とつなぎ合わせる方が自然だと見る向きもある訳です。

更に、小規模大学と言う点で従来のグループ分けに加わってこなかった国際基督教大(ICU)を並べる事でISMARTを提唱する方もいます。確かに偏差値順で考えると納得できますね。

10年ひと昔という訳ですから、50年も経過すると大きな変動がある事は自然の成り行きです。最新の動向を常に踏まえて志願校を選んでいきましょう!!

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