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第135回 「2019私大入試展望 ⑥」

 

皆さん!こんにちは!前回までの議論の中で、2019私大入試は引き続き難化の高止まり傾向はあるものの、当初予想されていたような更なる激化は様々な要因によって回避されそうな状況だとしてきました。

その理由として「定員超過の罰則強化見送り」と「難関大敬遠」が2大要因となっていると考えております。

日程

しかしながら、最悪の事態は避けられたものの2018私大入試は劇的に難しかった訳ですから、これが高止まり傾向にあるとなれば2019も全く気を抜けない勝負になると捉えなければなりません。

こうした背景のもとで受験生がここ数年とってきた自衛策が”併願校を増やす事”でした。以下は「過去5年間の一般入試志願者数と大学受験生数の推移」です。

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
受験生数(万人 67.9 66.2 66.6 66.5 67.9 67.9
私立大一般入試志願者数(万人) 296.7 302.8 305.2 316.4 339.2 360.0
一人当たり受験校数 4.34 4.57 4.58 4.76 5.00 5.30

大学受験の難易度が上がれば、そのリスクを補うために併願校を増やす事で対抗する。この本能的な対応がはっきりと数字から見て取れます。

加えまして、昨今様々な入試方法が存在します。

  • ーセンター利用入試
  • ー2教科型/3教科型入試
  • ー得意科目選択型入試
  • ー後期日程
  • ー3月入試
  • ー外部検定試験活用入試
  • ーA方式/B方式/○○方式
  • ー全学部統一入試 などです。

それぞれの入試方式で条件や日程が異なるため、日程が被っていなければ一つの大学を複数回受験する事が可能になったのです。また他学部との併願で受験料が割引される制度も一般化しましたので併願増加に拍車をかけています。

受験会場

こうした一連の状況は2019年も確実に継続するとみて良いでしょう。その上で最終出願直前のこの時期に念頭に置いてほしい点が二つあります。

まず、1点目として「地方の大学に目を向ける」事です。私大入試難化は首都圏を中心とした大都市圏で顕著です。一方で地方には素晴らしい内容を誇ったまま難易度が上がっていない大学が沢山あります。第一志望を変更する事は必要ありませんが、せっかく併願校を増やすのなら地方の優良大学を選択肢の一つとして設定してはいかがでしょうか?

2点目は「万全の滑り止め対策」です。
従来の考え方であれば以下の3段階が基本的な考え方でした。

  • ー挑戦校(自分の偏差値+3~5)
  • ー妥当校(自分の偏差値±1~2)
  • ー滑り止め校(自分の偏差値−3~5)

強気な受験生は上記に加えて、

  • ー超挑戦校(自分の偏差値+5以上)

を併願するケースもありますが、いわゆる記念受験で終わるケースがほとんどです。

であればお奨めなのが、

  • ー練習校(自分の偏差値−5以上)

を早いスケジュールで組み込むことです。どうせ入学する事は無いにしても合格通知は邪魔にはなりませんし、何と言っても本番前の試験慣れは必要です。

2月はただでさえ慌ただしく過ぎていきます。上記の様に各段階の大学を揃えて戦略的に乗り切ってほしいと願っております。

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