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第59回 「忘却曲線を味方にせよ!!」

皆さん、こんにちは!!本日からは武田塾第3の強み「参考書を使えば復習が楽になる!」を解説します。前回のブログでは「授業」と「得点」の間にある「定着」作業を、武田塾は何より大切にしているという事を解説しましたね。今回はその定着作業を詳細に分析していきたいと思います!!

当ブログの第2回で、

―学力のメカニズム―

理解(授業)⇒ 定着(忘却と再生)⇒ 得点

と言う話をさせていただきました。

上の図が示していることは、学力が定着する前には誰でも、忘却と再生を繰り返すものだという事なのです。言い換えれば得点が上げる前には必ず「忘れる」という事が付き物だと理解してください。何だか不思議な言い回しですがこれが人間の性質なのですから逆らわずに利用しましょう。

以下引用です、

人は忘れる生き物です。心理学者ヘルマン・エビングハウスの、ある実験によると20分後には42%、1日後には74%も忘却するという結果がでました。受験勉強の場合、関連づけや語呂合わせによって、74%ということはありませんが、「人は忘れるもの」という前提で勉強しなくてはいけません。

忘れた知識を100%に引き戻す作業=復習です。ではどのタイミングで復習すればいいのでしょう?答えは「忘れる前」です。完全に忘れてしまえば最初からと同じですので、忘れる前に復習しましょう。

<忘却曲線>

それではここでヘルマン・エビングハウスが記憶の再生率を調べて導いた忘却曲線について、改めて説明します。
人が記憶したものを時間の経過と共に忘れていくその過程が曲線によって表現されています。

実験結果:
20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。
1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。
1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。
1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。
1ヶ月後には、79%を忘却し、21%を覚えていた。
グラフにすると、以下の図のようになります。

完璧に覚えたつもりでも、1日後には約4分の3を忘れてしまっています。これでは大変です。
しかし、反復・復習によって記憶を強化する(もう一度覚えなおす)と、その都度忘却曲線のカーブは緩やかになり、以下の図のようになります。

反復・復習がいかに大切かがわかりますね。

この作業こそが武田塾が目指す、自学自習で「一冊を完璧に!」仕上げるという事を示しているのです。

「忘却」と「再生」を繰り返す反復・復習は授業を受けているだけでは絶対に達成できません。武田塾の最短ルートに沿って、能動的に自分と向き合うしかないのです。

さらに一つ注意したいことがあります。
それは、このエビングハウスの忘却曲線は、pek, tasなどの無意味な単語の羅列を記憶し、その再生率を調べて導かれたものだということです。
実際に勉強を進めていく時に出てくるものに、完全に意味のないものはありませんから、暗記する内容に「意味」を付加することで、忘却曲線をさらに緩やかなものにすることができます。

「意味」の付け加え方は様々です。たとえば、subway「地下鉄」。
意味を付加せず、単にs→u→b→w→a→yという単語の羅列として暗記すれば、忘却曲線通りにすぐに忘れてしまうでしょう。
しかし、sub「下」+way「道」であることを意識すれば、記憶しやすく忘れにくいものになります。
submarine「潜水艦」(sub「下」+marine「海」)なども同様です。

他にもあります。
たとえば、視覚だけでなく、他の感覚も使って「意味づけ」してみたらどうでしょう。
optimistic「楽天的な」という単語を、「オプティスティック」と、一番強く発音される「」のところでスキップしたり片手を突き上げたりしながら、楽しそうに発声したらどうでしょう。
何となく楽天的なイメージがつくことにより、忘れにくいものになると思います。
単に視覚に頼るだけでなく、このように他の感覚も使って記憶することで、記憶する内容を忘れにくいものにすることができるのです。

熾烈な競争である受験において「忘れる」っていうと何だか罪悪感を感じてしまう生徒さんが多いのではないでしょうか?でも今回のブログを読んでくれればお分かりの様に「忘れる=成績向上の前兆」位に思って粘り強く勉強に取り組むことが大切なのですよ。
もちろん上記の様に完全に忘れてしまってからでは手遅れで、効率がメチャクチャ悪くなりますから要注意です。

次回は、完全に忘れる前に再生する勉強方法のコツを解説いたします!!

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