第165回 「2019大学受験から何を学ぶか? ⑭ 大学別志願状況 法政大学」
皆さん!こんにちは!!いよいよ最終コーナーですね!各大学の入学試験日程も出揃い、具体的な日程作成に取り掛かっている受験生も多いと思います。このタイミングで、2019年度の大学受験を今一度振り返り、2020年度に活用できるポイントを探っていきたいと考えています。今回はその第14回です。
国内第3位キープしたが前年比94%と大苦戦
近畿大学、東洋大学に次いで国内3位、東日本2位のステータスは維持したものの志願者数は前年比94%の大苦戦となりました。近畿大学が前年比99%、東洋大学が同じく106%と善戦した事と比較するとその差は歴然です。MARCHの一角として難関大敬遠の波に飲み込まれたと言うべきでしょう。
大半の学部が前年割れ
経営 前年比73%、2年連続増加の反動で大幅減
キャリアデザイン 前年比76%、2年連続増加の反動で大幅減
グローバル教養 前年比80%、3年連続増加の反動で大幅減
現代福祉 前年比85%
社会 前年比86%、4年連続増加の反動で大幅減
スポーツ健康 前年比91%
経済 前年比92%で2年連続減
情報科学 前年比92%、3年連続増加の反動で大幅減
文 前年比96%
法 前年比99%で2年連続減少
デザイン工学 前年比101%で8年連続増加
生命科学 前年比102%
理工 前年比104%
国際文化 前年比109%
人間環境 前年比112%
「志願者減の合格者増」⇒競争率大幅に緩和
学部別に見てもほぼ全面減少となった法政大学ですが、全体の合格者数は何と前年比102%の増加となっています。「志願者増加率<合格者増加率」となっており、競争率は緩和しています。また絶対値としても合格者数は348名増加に転じておりますので、典型的な「志願者減の合格者増」となっております。ここでもやはり勇気を持って難関大学に挑戦した者が報われていると言えそうです。