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第190回 <大学受験のパートナー 有力予備校徹底比較① 東進編>

予備校選び

皆さん!こんにちは!いよいよ大学受験2021も残すところ約1カ月となり最終コーナーを迎えています。いよいよ受験学年となる現2年生(新3年生)はまさに最前線に乗り出すことになりますし、捲土重来を期して再挑戦を志向する現3年生も思いを新たにしていることでしょう。いずれにせよ第一志望突破のためには長期戦を一緒に伴走してくれるパートナーが必要です。それが予備校なのです!!とはいえ世の中に予備校は数多あり、玉石混交と言ってもよいでしょう。間違ったパートナーを選んでしまっては第一志望は絶対に突破できません。そこでどの予備校が自分に最適なのか判らないという生徒さんのために、今回から当ブログでは各有力予備校を完全解剖して参ります!!

映像授業の草分け

既にご案内のことですが、東進と言えば映像授業、映像授業と言えば東進と言ってもよいほどこの分野を確立した予備校としてその名を轟かせています。従来の大箱講義型授業とは一線を画し、映像でカリキュラムを進めていくスタイルです。

映像授業なので自分の予定に合わせて学習を進めていける点が大きな強みです。自律的に学習を進めていける生徒さんにとっては基礎からスタートするとしても1年間で大きな進捗が期待できるシステムになっていると言えます。

スター先生の存在

もう一つの投信の特徴はマスコミ露出の多い有名な先生が揃っている点です。これらの先生の多くは参考書の著者となっているため、長年親しんだ参考書の著者が映像の中で講義してくれることは多くの受験生にとって心強いことでしょう。

ベテラン講師である彼らの映像授業は、生徒たちのツボを押さえており勉強への知的好奇心を満たしてくれます。伝統的な講義授業である河合塾や駿台よりも、受けていて楽しいと感じさせる点においては東進に軍配が上がるでしょう。

東進に通う際の注意点 安易な悪循環に要注意

繰り返しになりますが東進では映像授業が中心ですので、講義を見終わったら、次の講義、それが見終わったらまた次の講義というペースが日常となります。いつの間にか映像を見ることが目的となってしまい、内容を正しく理解しないまま次々と映像だけが目の前で展開されてしまう最悪の悪循環を警戒しなければなりません。自分のペースで学習を進められるというメリットが、いつの間にかデメリットになってしまうことを予め理解する必要があります。

また東進では映像授業を受けた後に理解度を測るためのWEB確認テストがあるのですが、毎回同じ問題だったり、ほとんどが択一式の問題であったり、事前に答えが配られていたりするなど実際に学力が定着しているかどうかを判定できているかは大いに疑問が残るところです。

講座勧誘の多さが問題 自律的な学習ペース管理が必要 

また多くの東進チューターにとっては、生徒さんたちに出来るだけ多くの講座を取ってもらうほど自分の収入が多くなるシステムがあるようです。だからこそ少しでも多くの講座視聴に勧誘してくる可能性が高いのですが、前の講座の理解度が完璧になっていないうちは毅然と、その勧誘を断ってください。その分の時間をそれまでに受講した講座の復習に充てる方が最終的な到達地点は遥かに充実するものになると心得てください。

一講座ずつ完璧にモノにする、そして復習を完璧にする。この原点を自分のペースで最後までやり切れるという条件付きであれば東進はとても良い予備校であると言えるでしょう。

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