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第189回 <コロナ禍が受験に与える影響 中学受験編③女子版>

女子の中学校選び

皆さん!こんにちは!いよいよ受験も残すところ約1カ月となり最終コーナーを迎えています。昨年の今頃はコロナのコの字も無かった訳ですからたった一年前の事とは言え隔世の感がありますね。そこで特集としてコロナ禍が受験にどのような影響を与えようとしているのかを深堀していきます!

キーワード不在の女子

前回分析したように男子の中学受験戦線は明確にいくつかのキーワードがありました。例えば「最難関校回避」、「中堅校躍進」などです。しかしながら女子のトレンドは同じキーワードによって一括りにすることは難しそうです。

御三家クラスでは桜蔭だけが前年より志願者増加、女子学院・雙葉は前年割れが確実となっています。ここに次ぐクラスでは鴎友・フェリスが前年を上回るものの、同様に人気を誇ってきた立教女学院・横浜共立・横浜雙葉は前年割れ確実。

前年には及びませんが手堅く90%以上の支持を集めているのが、晃華学園・吉祥女子・玉川聖学園・日大豊山女子・山脇学園・中大附・明治学院・神奈川学園・鎌倉女学院・清泉女学院・芝浦工大附などです。

以上の様に見てみますと傾向がバラバラですね。従来のキーワードでは説明できない女子のトレンド実態が分かります。

大学付属校・理系女子が新キーワード

それでは新しいキーワードはいったい何なのか?分析してみましょう。

男子同様に日大系は人気ですが、これらに加えて中大附・中大横浜と中大系が志願者を増加させています。また日本女子附・成城学園・明治学院と有名大学付属校も軒並み前年を上回りそうです。激戦が続く首都圏大学受験回避を反映しているのでしょう。

また共学化した芝浦工大附の躍進に象徴されるように、伝統的に男子イメージだった理工系大学付属校で女子人気となっています。工学院大附や東京電機大学附が筆頭格といえるでしょう。上記同様に首都圏大学受験回避の流れに加え工業系大学の就職率の良さも追い風になっているようです。

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