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第91回 「閑話休題 人気大学ランキング」

皆さん!こんにちは!!今年度の私立大学入試結果の厳しさと、来年度の更なる難化予想ばかりで私も読者の皆さんも少々食傷気味ですから、今回はグッと気楽な企画「大学人気ランキング」をお届けします。関東・東海・関西各エリアをそれぞれ紹介します。関東編だけ見ても中々興味深い結果となっております。記事は東洋経済オンラインからです。

「高校3年生が志願したい大学」ランキング

関東は早大が9年ぶり、関西は近大が初の首位

早稲田大学

「高校生が志願したい大学」ランキングで、早稲田大学が9年ぶりに関東エリアで1位になった。
これから大学受験を控える高校3年生が志願したい大学はどこか――。
7月13日、リクルートマーケティングパートナーズが運営するリクルート進学総研は、毎年恒例の「進学ブランド力調査」を発表した。

高校3年生約8000人が答えた志願したい大学

この調査は、関東、東海、関西の学校に通う高校3年生を対象に、志願したい大学や知っている大学、「教育内容のレベルが高い」「活気がある」「就職に有利」といった、よいイメージのある大学をそれぞれ回答してもらい、集計してまとめたものだ。約8000人から回答を得られた結果を各種ランキング形式にしてまとめている。今回、その中から、「高校生が志願したい大学」ランキングを掲載する。
ランキングは、回答した高校生が通う地域ごとに、関東エリア、東海エリア、関西エリアに分けて算出している。さまざまな取り組みや立地、知名度などの評判が相まって最終的に志願度という数字になって表れるが、上位にはどうしても学生数の多い大学や、学部の多い大学が入る傾向が強いという。なお、選択対象となっている大学は、全国立大学と、学生数1000人以上の公立、私立大学、そして調査対象エリア内にある学校となっている。
では、それぞれのエリアで、どの大学の志願度が高いのか見ていこう。

⇒関東エリアでは早稲田が堂々の1位!

関東エリアでは9年ぶりに早稲田大学が1位になった。志願度は13.0%。「かつては『あこがれの学校』『記念受験校』という意味で志願度が高かったが、リーマン・ショックによる景気の悪化で一時、記念受験が減って志願度も減った。しかし、景気回復の影響や教育内容、学校の改革姿勢が見直され、志願度も上昇傾向にある」と、リクルート進学総研の小林浩所長は分析する。

さらに2018年の入試から、課題レポートや評価書、総合試験で選考し、最終的にはセンター試験の点数で合否判定を行う「新思考入試」を5学部で実施する予定。そうした新たな取り組みも評価されてきているようだ。
2位は明治大学だ。昨年まで8年連続で1位だったが、順位を下げた。とはいえ志望度は12.5%と、なお高い。
3位は青山学院大学。従来から「おしゃれ」というイメージが強いが、渋谷キャンパスへの文系学部集約や、箱根駅伝の優勝などが追い風となっている。箱根駅伝では強さだけでなく、選手マネジメントが大きく取り上げられており、そうした点も学校の評価を高める結果となっている。

⇒8年連続首位の明大は2位に

4位は慶應義塾大学日本大学立教大学が志願度8.0%で並ぶ。以下、7位法政大学、8位が上智大学中央大学、10位東洋大学と続く。国立大学のトップは、12位の千葉大学となっている。
15位の学習院大学は、昨年27位から大きく順位を上げた。2016年に国際社会科学部を設置、グローバルなイメージが加わったこともあり、志願度がアップしている。
上位20位のうち国公立大学は6校で、エリア外の大学からランクインした大学はなかった。

⇒東海エリアでは2年ぶりに名城大学が1位返り咲き

東海エリアでは2年ぶりに名城大学が1位となった。文系学部から、理工学部や農学部、薬学部といった理系学部も多いことで、幅広く支持を集めている。さらに2016年、ナゴヤドーム前に新キャンパスを完成させたことが追い風となっており、外国語学部の設置と併せて、志願度の上昇や順位のアップにつながっている。
2位は昨年1位の名古屋大学だ。志願度は昨年より0.7ポイントあげているが、名城大学の上昇率が高く、順位を下げる結果となった。東海エリアは国公立大学の志願度が高く、この名古屋大学を筆頭に、10位までに6校、20位までに9校がランクインしている。
3位は昨年5位の中京大学で、以下、4位南山大学、5位静岡大学と続く。

大きく順位を上げたのは、17位の常葉大学。静岡県にある大学で、昨年の26位からジャンプアップした。2013年、系列の3大学が統合して誕生した学校であり、10学部19学科を擁する。来年の4月には静岡県・草薙に新キャンパスを建設する予定で、こうした大学の攻めの姿勢が評価されているようだ。
東海エリア外では、17位に立命館大学、19位に早稲田大学が入っている。小林所長は、「立命館大学が京都にあり、東海エリアからは大阪や神戸より近い印象があることも、ランクインの要因になっている」と言う。

⇒10年連続で関西大学がトップ維持、近大が同率で並ぶ

「近畿大学は継続して改革をやっており、高校生に、学校が発展していく可能性や活気があるというイメージが浸透している。女子の志願度も上がっている」と、小林所長は近畿大学が1位になった要因を語る。また、高校生の選んだ理由のコメントには、「マグロの研究」や「国際学部の設置」「英語村」といった、近大の取り組みを具体的に述べる例が多い。
同じくトップの関西大学は関関同立の1角という評価から、志願したい大学に選ぶ学生が多いという。
3位にはこちらも初めて、同志社大学がランクアップした。以下、4位神戸大学、5位大阪市立大学、6位大阪大学、7位関西学院大学と続く。トップ20位までに国公立大学は8校がランクインしている。
順位を上げた学校は、昨年24位から16位にランクアップした和歌山大学だ。2016年の観光学部の再編などが貢献していると見られる。

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