第117回 「大学ブランド力トップ3は、東京大学、慶応義塾大学、早稲田大学」
みなさん!こんにちは!!世間はお盆休み真っ最中ですが受験生には残念ながら関係ないですねぇ。現役生も浪人生も猛暑を吹き飛ばすような猛勉強を続けてくれていると思います。いよいよ半年後に迫った本番に向けて志望校の選定作業も佳境に差し掛かっていると思いますが、今回はその一助に成れればという想いで大学ブランド力に拘ってみたいと思います。
記事は日経BPコンサルティングからです。
⇒1位・東京大学、2位・慶應義塾大学、3位・早稲田大学
【首都圏編(120校対象)】の大学ブランド力TOP3は東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学。前回からの上昇率では、第1位が東京学芸大学、第2位が二松學舍大学、第3位が帝京大学となった。
<調査結果のポイント>
大学ブランド力(49のブランド・イメージ項目の得票率を束ねて算出した総合スコア)
・東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学がトップ3
・前回からの上昇率では、東京学芸大学が第1位、次いで二松學舍大学、帝京大学と続く
その大学特有の魅力として
・「いま注目されている、旬である」は国際基督教大学が第1位。秋篠宮家の長女・眞子さまのご婚約報道と重なり、注目度が上がったと考えられる
・因子分析による新因子「グローバル」では、上智大学が首位を獲得した
<調査結果データ>
《大学ブランド力》 トップ3は、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学>
首都圏の主要大学120校における「大学ブランド力」第1位は、88.6ポイントを獲得した東京大学(表1)。第2位は慶應義塾大学(82.4ポイント)、第3位には早稲田大学(81.0ポイント)が続いた。
前回と比較すると、大学ブランド力上昇第1位は東京学芸大学で3.1ポイント伸ばした(表2)。第2位の二松學舍大学は2.7ポイント、第3位は帝京大学で2.5ポイント伸ばした。
《大学イメージ》 「いま注目されている、旬である」は国際基督教大学が第1位
大学に関する49項目のイメージについて、それぞれの大学の得票率を見ると、各大学特有の魅力が見えてくる(表3)。「いま注目されている、旬である」の第1位は国際基督教大学で、前回の2016年8月調査から倍以上の割合を獲得した。今回、同大学を卒業した秋篠宮家の長女・眞子さまのご婚約内定(当初、内定の発表が7月に予定されていたが、9月に延期)や、在学中の次女・佳子さまの短期留学(7月に9月留学と報道)など、同大学にゆかりのある方々の話題が続いたことが、第1位を獲得した要因の一つとも考えられる。
《6因子分類》 「グローバル」のイメージが強い大学のトップは上智大学
49項目のイメージを因子分析(※1)によって、関連性の高いイメージ群を6つの因子にグループ分けした(表4)。「グローバル(※2)」因子のトップは、上智大学で、この因子を構成する3つのイメージ項目全てで首都圏編120大学中第1位を獲得した。自由意見からも、外国語教育の強さや留学生の多さ、国際交流や国際社会に強い人材の輩出などの意見が見られた。以前より同大学については、これらのイメージが強い傾向ではあったが、2014年の「スーパーグローバル大学創成支援事業」、2015年の「大学の世界展開力強化事業」、2016年の「私立大学研究ブランディング事業(タイプB:国際展開型)」といった事業の採択が続き、同校の取組みや姿勢が目に留まることが増え、ますますイメージが強固になったといえる。
(※1)因子分析・・・多変量解析の分析手法の一つ。調査などから得られた観測変数(この場合、調査結果)が、どのような潜在的な変数(因子)から影響を受けているか探り出す手法。
本調査においては、49項目のイメージに対して、関連の強い項目を束ね合わせ、グルーピングする目的に利用した。
(※2)6因子・・・49項目のイメージを因子分析によって、「一流」「躍動感」「創造力」「グローバル」「地域貢献」「上品・誠実」に分類し、それぞれを構成するイメージ項目の獲得割合をまとめ偏差値化した。本リリースで紹介した「グローバル」を構成するのは、「留学生の受け入れが活発である」「国際交流が活発」「語学に長けている」の3つのイメージ項目である。
本調査では、大学ブランドを算出する49項目以外にも、大学の「認知率」や、口コミなどに影響される「入学推薦率」「採用意向率」などロイヤルティに関わる結果を客観的評価にまとめている。大学ブランドの浸透度合いに合わせた戦略的なコミュニケーション活動に、ぜひお役立ていただきたい。
表1 【首都圏編】大学ブランド力ランキング(ビジネスパーソンベース)TOP20
表2 【首都圏編】大学ブランド力上昇ランキング(ビジネスパーソンベース)TOP3
表3 【首都圏編】各ブランド・イメージ項目で第1位になった大学(49項目:ビジネスパーソンベース)
⇒「いま注目されている」大学は国際基督教大学、「グローバル」因子は上智大学が首位
表4 【首都圏編】6因子別ランキング(ビジネスパーソンベース)
ノミネート大学
東京都
お茶の水女子大学、電気通信大学、東京外国語大学、東京海洋大学、東京学芸大学、東京工業大学、東京大学、東京農工大学、一橋大学、首都大学東京、青山学院大学、亜細亜大学、跡見学園女子大学、桜美林大学、大妻女子大学、嘉悦大学、学習院女子大学、学習院大学、共立女子大学、杏林大学、慶應義塾大学、恵泉女学園大学、工学院大学、國學院大學、国際基督教大学、国士舘大学、駒沢女子大学、駒澤大学、実践女子大学、芝浦工業大学、上智大学、昭和女子大学、白百合女子大学、成蹊大学、成城大学、聖心女子大学、清泉女子大学、専修大学、創価大学、大正大学、大東文化大学、高千穂大学、拓殖大学、玉川大学、多摩大学、中央大学、津田塾大学、帝京大学、帝京平成大学、東海大学、東京家政学院大学、東京家政大学、東京経済大学、東京工科大学、東京純心大学、東京女子大学、東京電機大学、東京都市大学、東京理科大学、東邦大学、東洋学園大学、東洋大学、二松學舍大学、日本女子大学、日本大学、文化学園大学、文京学院大学、法政大学、武蔵大学、武蔵野大学、明治学院大学、明治大学、明星大学、目白大学、立教大学、立正大学、和光大学、早稲田大学、
千葉県
千葉大学、江戸川大学、川村学園女子大学、敬愛大学、秀明大学、淑徳大学、城西国際大学、聖徳大学、千葉科学大学、
千葉経済大学、千葉工業大学、千葉商科大学、中央学院大学、明海大学、麗澤大学、和洋女子大学
神奈川県
横浜国立大学、横浜市立大学、神奈川大学、鎌倉女子大学、関東学院大学、相模女子大学、産業能率大学、松蔭大学、
鶴見大学、桐蔭横浜大学、東洋英和女学院大学、フェリス女学院大学、横浜商科大学
埼玉県
埼玉大学、埼玉県立大学、浦和大学、共栄大学、十文字学園女子大学、城西大学、尚美学園大学、駿河台大学、
聖学院大学、西武文理大学、東京国際大学、獨協大学、文教大学