第216回 「日東駒専大研究 2022①」
皆さん!こんにちは!!はや6月ともなり、夏休みに向けて志望校の最終選定を進めている生徒さんも多い時期に差し掛かって来ました。近年の入試でも多くの志願者を集め、難易度も上昇したと言われているのが「日東駒専」です。従来の首都圏中堅私大というポジショニングから難関校と同格の地位を固めつつあると言っても過言ではないでしょう。そんな「日東駒専」をあらゆる角度から分析して参ります。今回はみんなのお金ドットコムからの引用です。
⇒「日東駒専」というカテゴリー
東京には有名私大がたくさんあります。早慶上智やMARCHなど偏差値も非常に高い全国区の人気有名大学は東京を中心とする関東に集中していますよね。
そんな東京の有名私大群の中でもMARCHの少し下の偏差値帯に属するのが、日東駒専です。
日東駒専とは、日本大、東洋大、駒沢大、専修大の4大学の頭文字を取った俗称で主に受験生の間で頻繁に使われます。ここでは以下に、日東駒専の入試の難易度(偏差値)や、日東駒専の就職先などについて詳しく掘り下げて考えていきましょう。
⇒関東の上位私大、日東駒専とは?
前述の通り、日本の私立大学の主な有名大学は東京を中心とする関東地区に集中しています。
日東駒専の4大学はその多くの私大の林立する関東エリアのヒエラルキーの中でも、上位に位置する大学群です。
その入試の難易度は早慶上智が最上位に、次にMARCH(明治、青学、立教、中央、法政)、学習院、理系は東京理科大の次に成城・成蹊・明治学院・国学院といった大学があり、そのすぐ下あたりに日東駒専が来るといった感じです。
その下に多数の私大があるので、この4大学は入試難易度から見ても関東の上位私大になるわけです。
その上、この4校とも古い歴史があり、幅広い業種に多様な人々を輩出しています。
更に日大などは日本全国に付属高校や準付属高校があり、内部進学制度も充実しています。
⇒日東駒専:日本大学の学部偏差値と魅力
日東駒専のリーダー校であり、日本屈指の「マンモス大学」としても有名な日本大学は、日本全国に16学部87学科を有しています。まさに日本最大規模の大学と言えるでしょう。
日本大学の歴史は古く、非常に由緒正しい大学です。
明治時代に発足した日本法律学校を前身母体に持つ、法学部を看板学部とする日本有数の歴史を持つ大学が日大です。そのため、明治時代から今日に至るまで日本といわず世界中の各分野に実に幅広く分厚い人材を送り出し続けている大学でもあります。広く知られている事実として、常に「日本の社長輩出数ナンバーワン」の大学でもあります。
そんな日本大学の学部ごとの入試偏差値をざっくり紹介します。
データは信憑性の高い河合塾、代々木ゼミ、進研模試などの大手模試のデータを総合したものです。
日本大学の学部ごとの偏差値は、
・法学部で、偏差値50~57程度
・文理学部で、偏差値45~57程度
・経済学部で、偏差値50~55程度
・商学部で、偏差値50~57程度
・国際関係学部で、偏差値45~50程度
・理工学部で、偏差値45~55程度
・生産工学部で、偏差値40~47程度
・工学部で、偏差値37~42程度
・歯学部で、偏差値47~52程度
・生物資源学部で、偏差値42~62(62は獣医学科)程度
・薬学部で、偏差値50~52程度
・医学部で、偏差値65程度
・芸術学部で、偏差値42~55程度
となっています。
⇒日東駒専:東洋大学の学部偏差値と魅力
東洋大学は、明治時代に設立された哲学館という哲学の専門学校を前身に持つ、歴史のある私立大学です。文京区白山に本部がありますが、現在は5つのキャンパスに11学部が開設されています。
その成り立ちから、文学部の哲学科が看板の大学で、その昔から哲学界や文学界に多くの人材を送り込み影響力の大きな大学です。
最新の東洋大学の学部ごとの偏差値は、ざっくり以下のようになっています。
・文学部で、偏差値47~55程度
・経済学部で、偏差値47~53程度
・経営学部で、偏差値47~52程度
・法学部で、偏差値45~55程度
・社会学部で、偏差値45~55程度
・国際学部で、偏差値47~53程度
・国際観光学部で、偏差値50~55程度
・情報連携学部で、偏差値42~45程度
・ライフデザイン学部で、偏差値42~47程度
・理工学部で、偏差値42~47程度
・総合情報学部で、偏差値42~43程度
・生命科学部で、偏差値45~50程度
・食環境科学部で、偏差値42~50程度
となっています。
⇒日東駒専:駒澤大学の学部偏差値と魅力
駒澤大学は、江戸時代に仏教の曹洞宗の学寮として設立された禅修行の学林が前身となっている、歴史が古く由緒正しい私立大学です。
駒澤大学は東京の中でも閑静な高級住宅街として有名な世田谷各所に、本部の駒沢キャンパスはじめ、玉川キャンパス、深沢キャンパスと3つのキャンパスがあることから人気の大学でもあります。
駒澤大学の最新学部別の入試偏差値はざっくりと以下の通りになります。
・仏教学部は、偏差値35~38程度
・文学部は、偏差値45~55程度
・経済学部は、偏差値47~50程度
・法学部は、偏差値47~48程度
・経営学部は、偏差値48~50程度
・医療健康科学部は、偏差値50~53程度
・グローバル・メディア・スタディーズ学部は、偏差値50~52程度
となっています。
⇒日東駒専:専修大学の学部偏差値と魅力
専修大学は、明治時代に設立された専修学校を前身に持ち、1922年の大学令で大学となった日本有数の歴史を持つ私立大学です。
五大法律学校の1つとしても昔から知られている大学であり、日本で初めて経済学部(経済科)を設置した大学としても有名です。
キャンパスは本部のある神田キャンパスをはじめ、川崎市生田の生田キャンパス、伊勢原市の伊勢原キャンパスなどがあります。
専修大学の学部別の最新の入試偏差値は以下の通りです。
・経済学部は、偏差値47~48程度
・法学部は、偏差値47~50程度
・経営学部は、偏差値48~50程度
・商学部は、偏差値47~48程度
・文学部は、偏差値48~55程度
・人間科学部は、偏差値50~52程度
・ネットワーク情報学部は、偏差値45程度
となっています。