高校受験を目指すご家庭へ
高校受験の準備はいつから始めるべきか、、、?これは悩ましい問題ですよね。
まだ入学したばかりだと言うのに、周囲で高校受験を意識した話題が出始めると「まさか、、、」と思いつつも心中穏やかでないご家庭も沢山あるのだろうと思います。
そこで、大まかな目安としての高校受験準備チェックポイントをまとめてみたいと思います。
中学1年生から中学2年生の夏前まで 主要3科目の徹底!
まだ具体的な志望校は決まっていないにせよ、少しずつ高校受験が近づいていることを意識する段階です。
ここでの最大のポイントは主要3科目「英語」・「数学」・「国語」の基礎固めです。この3科目は短期的な成果が得にくいため、対策が後手に回ると取り返しが効かず致命傷に繋がりかねません。
特に「数学」が苦手な生徒さんは現実から目を背けがちですが、定期テストに振り回される事無く受験勉強に集中するためにも、基礎の徹底だけは取り組んでおきましょう。他の受験科目は順調に進んでいるのに、「数学」の定期テスト対策で消耗し受験勉強全体に悪影響が及ぶケースは多く発生しておりますので心してください。
また、厄介なのは「古文」です。特に男子生徒は「古文」に興味を示さない傾向が顕著ですが、複雑な古典文法は一朝一夕に身につくものではありませんので要注意です。「現代文」が得意だから大丈夫と考える生徒さんが多く見受けられますが、残念ながら「現代文」では差がつきにくいのです。「国語」≒「古文」のつもりで得意科目化を目指してください。
武田塾ではこの時期の準備作業にふさわしい問題集・参考書を活用した勉強方法を提案しています。無駄なく準備を進めていくためにも、受験相談にお申込みいただいた上で武田塾のルート(志望校への最短ルートを示した資料)をご活用ください。
中学2年生の夏以降 理社科目への注力!
いよいよ高校受験準備が本格化し始めます。ここまでは主要3科目に注力して来た訳ですが、ここからは理社に本腰を入れるタイミングです。理社は3年生になってからと考える方が多いのですが、公立高校を念頭に置く場合、このタイミングで理社の準備を加速する必要があります。
理社各科目に関しましても武田塾のルートは明確に取り組むべき内容を示していますので、是非ご活用ください。
中学3年生の夏まで 誰にも負けない得意科目作り!
この時期のスローガンは「苦手科目の克服!誰にも負けない得意科目作り!」です。昨今の高校受験は苦手科目があると勝ち抜く事が出来ませんので、苦手科目をせめて志望校の平均に準ずるレベルまで引き上げることを目指してください。武田塾の推奨するルートに採用されている参考書を「一冊丸ごと完璧に!」すれば大丈夫です。「一冊丸ごと完璧に!」なんて無理と思い込んでいる生徒さんが圧倒的に多数ですが、現在の高校受験ではこれが最低限のエントリー資格なのだと頭を切り替えてください。合格する方は皆さん既に対策を打ち始めています。
夏期講習は不要です!
また、3年生の夏休みと言えば自動的に「夏期講習」を思い浮かべる生徒さんが沢山いますが、お勧めしません。せっかく学校の授業から解放されている夏休みこそ、自学自習に落ち着いて取り組める最大のチャンスなのです!!人の話を聞くだけの授業はもう十分足りています。まとまった時間が確保できる夏休みこそ明確なテーマを設定し、「基礎の完成」、「不得意分野の集中対策」「実践演習」などに取り組んでください。授業中心の学校生活で発生した差を埋めるには自学自習しかありません。武田塾のルートを活用して適切な参考書・問題集で無駄の無い学習計画を作り上げましょう!
中学3年生秋以降 安全校対策の徹底
ここまで培ってきた基礎学力を土台にして、応用問題に取り組む時期の到来です。この段階まで無事に進んできた生徒さんは、既に安全校の過去問演習に進み70%前後の正答率を獲得できる状況にあるはずです。まだ第一志望高校の問題は敷居が高く感じるかも知れませんが、タイトな時間制約を別にすれば確実にモノにできる問題が増えてきている事を実感出来るでしょう。とにかく反復演習に努めることで、ここまで蓄積してきた基礎学力が一気に開花します。つい数か月前まで解けなかった問題をいつの間にか解けてる自分に気づく時期です。これこそが自学自習の効果です。偏差値は「授業中」には上がりません。「自学自習中」にのみ上がるのです。
中学3年生12/1以降 徹底した第一志望過去問演習
ここから本格化するのは第一志望校の過去問対策です。本番さながらに時間制限を課して正答率をじっくりと把握しなければなりません。ありがちな過去問演習として、手当たり次第に過去問を解いて、よく出来た年だけの実績を云々する生徒さんがおりますが、これは意味がありません。第一志望の過去問演習は、解き直してからが本番です。過去10年分100%になるまで粘り強く取り組んでください。このプロセスには最低でも3週間かかりますので、出願作業でペースを乱される事のないクリスマスまでに悔いなく終えるようにしましょう。
お正月以降、本番まで 「一冊丸ごと完璧に!」の再確認
過去問演習の自己採点を終え、思った通りの得点が叶わなかった生徒さんの多くが1月を無為に過ごしてしまう傾向にあります。想定外の結果に動揺して「これまでやってきた事は正しかったのだろうか。」と前向きなエネルギーを失ってしまう事が多々あります。この流れのまま2月を迎えてしまうと、滑り止め校の問題ですら難しく感じてしまい大いなる悪循環を招きかねません。大切なのは、これまで積み上げてきた学力の再確認です。武田塾のルートに採用された参考書・問題集が「一冊丸ごと完璧に!」なっていることを再点検した上で、自身のこれまで積み上げてきた学力を再確認していただき本番に臨んで欲しいと思います。