第15回 「英語力=単語力」であると割り切れ!!
前回紹介した、「英語標準ルート日大レベル」で使用される参考書10冊の内、序盤の柱である、「システム英単語」、「ネクステージ」、「総合英語Forest」、「速読英熟語」の4冊に関して「どれ位のペース」で「一冊を完璧」にしていけばいいのかを解説します!!
システム英単語(改訂新版)|英語
まずは、「シス単」こと「システム英単語」です。下記≪参考書概要≫にある様に語彙力は大学受験英語にとって最も大切な要素です。乱暴な言い方をすれば、難問にぶち当たっても単語の意味さえ分かれば何とかなる場面は少なくありません。文法の知識とセンスに溢れる生徒さんは前後の文脈から知らない単語の意味を大まかに類推することは出来ますが、必ずしも精度の高い作業とは言い切れません。突き詰めますと「英語力=単語力」の側面の方がが強いのです。その単語力を一冊で賄ってしまうのが「システム英単語」なのです。下記の様に、目標突破日数は20日間です。忘れても忘れても、諦めずに記憶を呼び戻しながら定着を図れば必出の2000語に対して90%の精度を確立することは難しい事では無いはずです。90%の精度と言うと「日大レベル」を超えて「GMARCHレベル」に充分到達しています。夏前にこのラインをクリアしておけば、残る時間で確実に早慶を攻略する準備に専念できます。この好循環を生み出すことが勝利への第一歩です。粘り強く頑張りましょう!!
ペース配分
「システム英単語」に取り組む期間ですが、標準ルートをベースにすると最初の15週間で85%精度ならば「日大レベル突破」、そして更に5週間を費やして90%精度に高める事により「GMARCHレベル」に到達することが目標となります。参考までに言いますと、この後は「早慶レベル」突破を目指して「話題別英単語リンダメタリカ」に約10週間かけて取り組む事になります。
参考書概要
「システム英単語は、大学受験英語において生命線といっても良いであろう語彙力を養成するための参考書であり、受験生には是非とも一冊を完璧にしてもらいたい参考書の一つである。
本参考書で学習していく際の注意点は、一日に覚えてしまう単語量をあらかじめ決めておき、その個数に従って毎日の学習を積み上げていくことである。
とにかく英単語には毎日時間をかけて決まった個数を積み上げていこう。
覚え方は、いきなり自分で決めた個数を網羅的に覚えるのではなく、
少ない個数に区切りながら、少しずつ完璧を目指して取り組んでもらいたい。
すべての単語を覚えたら必ずその日に覚えた部分の英単語を総復習してもらいたい。
一旦覚えたと自分では思っていても最初の方に覚えた単語は忘れている可能性が高いので復習は毎日必ず行ってほしい。
基本的には大学受験英語に必要な単語はこの参考書一冊で足りるので、この参考書を受験本番まで繰り返し学習していこう。
万が一、この参考書に物足りなくなったら『速読英単語 上級編』や『話題別英単語リンガメタリカ』に進もう。」
教科
英語
出版社名
駿台文庫
使い方
赤字の意味を1つ答えられるようにする。ミニマルフレーズはミニマルフレーズの形しかない単語以外は使用しなくてよい。一度完璧になった後も定期的に復習し、ずっと正解率を保てるようにする。単語が1200まで覚えたら、一端熟語を覚え、熟語が終わったら3章以降を覚える。
テスト方法
やってきた範囲からランダムで出題。意味が答えられればOK。
解く部分 | 1章 2章 | 3章 4章 | 5章 |
---|---|---|---|
問題数 | 1200個 | 821個 | 181個 |
1日の量 | 150個 | 約100個 | 約45個 |
1週間の量 | 600個 | 約400個 | 181個 |
目標突破日数 | 8日 | 8日 | 4日 |
一方で、元々「ターゲット1900」を使っている生徒さんも少なくありません。
慣れた単語帳を敢えて手放すことは推奨いたしませんので、「システム英単語」と同様のペース配分で進めてください。
英単語ターゲット1900|英語
次回は文法参考書の解説に入っていきます!!