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第153回 「2019大学受験から何を学ぶか? ② 北海道・北関東の伸び顕著」

祈る女の子

皆さん!こんにちは!!いよいよセンター試験まで2カ月、大学受験本番まで3カ月を残すのみとなりました。
いよいよ最終コーナーですね!各大学の入学試験日程も出揃い、具体的な日程作成に取り掛かっている受験生も多いと思います。
このタイミングで、2019年度の大学受験を今一度振り返り、2020年度に活用できるポイントを探っていきたいと考えています。今回はその第2回です。

北海道の志願者大幅増

志願者状況を全国の大学所在地別に見て参りますと、北海道から九州・沖縄までの全ての地域で前年比増加しています。
募集人員の多い首都圏並びに近畿圏の志願者数は勿論増加しており、全体増加数の80%以上を占めています。
一方、志願者ボリュームとしては多くは無いものの増加率としては北海道と北関東がそれぞれ114%、116%と目立っています。
北海道に関しましては、今年度から公立化した千歳科学技術大学が221%、北海道科学大学が124%と大きく伸長しエリア全体の数字を押し上げました。
北関東においては集計対象17大学中16大学において増加しました。これはここ数年首都圏大学受験において吹き荒れた合格者絞り込みの余波として併願人気が高まったものと推測されます。

九州・沖縄も激戦へ

西日本において目立つのは、九州・沖縄エリアの競争激化です。
日本全体で志願者数108%、合格者数103%だった訳ですが、九州・沖縄エリアは志願者数108%、合格者数103%と国内有数の激戦地区となっています。

合格者絞り込みの影響で極めて窮屈となった大都市圏を離れて日本の両端に活路を見出そうとしている受験生の思いが見て取れる結果となりました。
来年度に向けても大都市一極集中だけでは無く地方分散の動きは堅持されるものと分析しています。

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