PAGE TOP ▲

第152回 「2019大学受験から何を学ぶか? ① 競争激化は一段落」

大学受験まであと少し

皆さん!こんにちは!!いよいよセンター試験まで2カ月、大学受験本番まで3カ月を残すのみとなりました。いよいよ最終コーナーですね!各大学の入学試験日程も出揃い、具体的な日程作成に取り掛かっている受験生も多いと思います。このタイミングで、2019年度の大学受験を今一度振り返り、2020年度に活用できるポイントを探っていきたいと考えています。今回はその第一回です。

志願者動向の全体概況

少子化と言われて久しいですが、大学受験志願者数は何と13年連続増加となりました。過去2年間は7%の伸び率を維持しましたが、今年もほぼ同様に6%の伸びとなりました。僅かに鈍化したとは言え、過去3年間で21%以上志願者数が増加したわけですから凄い数字だと思います。300万人を初めて突破したのが2014年(303万人)ですが、そこからたった5年後の2019年は388万人を突破した訳ですから、近年の伸び率がかつてない程のものであったことが改めて分かります。競争が激しくなるのも当然ですね。

これに伴い、出願校数も増加しています。直近では全体で107%ですが、内訳を見ますとそれぞれ一般方式が104%、センター利用豊しいが112%となっております。受験量が安価で、日程的な負担の少ないセンター利用方式が支持を集めている事が分かります。

合格者絞り込みは一段落

集計可能な私立大495大学の系統別合格者状況を見てみますと全体で合格者数は前年比103%となりました。これは文部科学省の定員管理厳格化の流れが出て来て以来初めての増加です。また学部別に見ますと全18系統の内、芸術を除く17系統で合格者が増加しました。近年受験生を襲い続けた合格者絞り込みの嵐が静まってきたと言えるでしょう。

ここ数年余りにも厳しい状況が受験生にとって続きましたが、いよいよ反転攻勢の準備が整ってきたといえます。萎縮して志望校を下げる事ばかりを考えよりも堂々と第一志望校に挑戦することをお奨めしたいと思います!!

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このエントリーをはてなブックマークに追加

このエントリーをはてなブックマークに追加