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第151回 「2019 早慶人気学部ランキング」

早稲田大学

皆さん!こんにちは!これまでも特集して参りました通り、「難関大学敬遠」傾向が強まる中で私大の両雄「早慶」ですら志願者数を減らした訳ですが、それでも志願倍率で見ると「早慶」の人気はやはり根強いようです。

志願者数を前年と比べると、早稲田は5871人、慶應は1426人の減少となりました。この理由は、既に何度も分析している様に「定員管理厳格化」の流れの中で、不合格を嫌う受験生が難関である早慶への挑戦をしなくなったことに起因しています。ひと昔前は「記念受験」という合言葉のもと、勢いだけで無謀にも「早慶」にチャレンジする受験生が沢山おりましたが、今は昔ですね。

私大入試全体では、2018年に社会学部系が人気を集めましたが、一転して2019年は法学部や国際系の学部が人気となったのと同様に、早稲田では社会学部が2041人減少、教育学部が2698人減少、文化構想学部が921人減少と大きく志願者数を減らしました。その一方で、法学部は583人、国際教養学部は245人それぞれ志願者が増加しました。

慶應では、志願者が増加したのが203人増の環境情報学部と僅かですが3人増の医学部だけで、理工学部は407名の大幅減でした。

日吉駅

流石の名門も、「難関大学敬遠」の流れの中では旗色が悪そうですが、その志願倍率を見るとその人気ぶりは衰えていないようです。2019年入試において、早慶の学部別で志願倍率最も高い学部は、早稲田が商学部の30.3倍、慶應が医学部の22.5倍となっております。一方、低い方では早稲田が創造理工学部の11.9倍、慶應が法学部の7.6倍となっております。

私大文系が人気とは言え、早稲田商学部の30倍越えは凄まじいですね。これが「難関大学敬遠」の中で記録されたことは人気の根強さを裏付ける証左と言えるでしょう。同じく、低くても慶應法学部が8倍近い人気を集めた事も同様に分析されます。

早慶共にOB会のネットワークが強く、卒業すれば長きに渡り名門の一端に加われるメリットを学生諸君が敏感に感じ取っている結果だと考えられます。

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