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第138回 「2019私大入試展望 ⑨」

 

皆さん!こんにちは!もうすっかり私大入試本番ですね。各大学最寄りの駅周辺では、キャンパスへの案内板を持った学生アルバイトの姿が目立ちます。緊張するなと言う方が無理かと存じますが、とにかく落ち着いて悔いの無い戦いをして欲しいと切に願っています。

既にご案内のように私大受験中盤戦の主役はGMARCHです。GMARCHを滑り止めにしている猛者もいれば、第一志望にしている者も入り混じる大混戦です。そして何より、昨今の入学定員厳格管理の流れの中で一気に難易度を増したGMARCHは早慶上理との差を縮めている最難関大学群と言って良いでしょう。

勉強中

ほんのひと昔前までは「最低でもGMARCH」などと言う掛け声が受験生の中で当たり前だった訳ですから、隔世の感がありますね!この感覚の違いが現在の受験生と親の世代を隔てているのだと感じます。

この大激動の時代で確実に地歩を固めているのが「明治大学」です。明治大学と言えば親御さんの世代においては「バンカラ」イメージをお持ちになる方も多いかと存じますが、現在は一変しております。東京のど真ん中である神田駿河台にそびえ立つリバティタワーは都会的イメージの象徴となりました。

政経・法・商といった伝統的人気学部に加え、2004年に情報コミュニケーション学部、2008年に国際日本学部が新設され人気を牽引しています。今後も、建築系やデータサイエンス系の学部新設の計画されている点も注目を集めています。また大規模にもかかわらず就職指導が行き届いている点も評価されています。

この流れの中で、明治とGMARCH内他大学にダブル合格した場合の受験生の進学先を見ると、かなりの確率で明治が選択されています。

この現象の理由は立地にあるとも言われています。メインキャンパスは御茶ノ水であり、郊外にありがちな教養課程も23区内の明大前である事も人気を下支えしているようです。多摩に移転した中央大学や相模原に移転した青山学院が人気を一時的に落としたことの裏返し減少ですね。

明治大学

この流れの中で、明治人気の対抗馬となりそうなのが、「中央大学」と「法政大学」と目されています。中央大学は看板の法学部が2023年から2024年にかけて多摩から都心に戻る予定に加えて、国際情報学部と国際経営学部も都心キャンパスに置かれる予定です。

法政大学は既に東日本志願者数第1位の地位を固めています。GMARCHの中では比較的入りやすく、早慶の滑り止めとしても、日東駒専の併願校としても人気を集めています。メインキャンパスが都心に位置している事に加え、女性の学長就任により更なる改革が期待され女子学生増加が
確実視されていることも注目点です。

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