第61回 「得意科目が無ければ、まずこの5つの手法を実行せよ!」
皆さん、こんにちは!!前回は偏差値アップのカギを握る勉強のリズムと記憶力をアップさせるテクニックについて解説しました。
今回は一週間の勉強リズムと苦手科目克服法について解説します。
受験生にとって限られた時間を有効に活用するタイムマネジメントほど大切な事はありません。どれだけ才能に恵まれた生徒さんでも、これに失敗すれば栄冠に手は届かないのです。
それでは学習計画単位で最も重要な1週間をどのようなリズムと目的意識を持って進めば良いのかを見ていきましょう!
<4日進んで2日復習>
初習と復習はどの程度で進めるべきでしょうか?
武田塾では忘却曲線も考慮して、4日進んで2日復習する勉強法をすすめています。
ただし、苦手科目については用語の関係性が理解できていないこともあり、すぐに復習を入れたほうが効果的かもしれません。
この辺りは、実際に復習しながら自分の形を見いだしてください。
<武田塾の極意>
左側の「得意科目バージョン」と右側の「苦手科目バージョン」の違いはお分かりですよね?
得意科目に関しては既に基礎がしっかりと出来上がっている訳ですから、一気に4日間突っ走って、その後ゆったりと復習することが効率的です。
一方、苦手科目ではこの方法は通用しません。用語の関係性もまだ曖昧な状態ですから、一歩づつ確実に進み、復習回数を増やす安全運転がお奨めなのです。
当ブログ第9回で「完全に忘れてからでは効率が悪い」と言うお話をしましたよね。これと同じことです。
定着していないからこそ苦手科目になってしまっている訳なのですから、定着作業の中心である復習を小刻みに実施していくのがコツなのだと理解してください。
しかし得意科目なんて無いよ、、、、というアナタ。それがむしろ普通です。
だからこそ武田塾の勉強法が気になっているのだと思います。そんなアナタに以下の5つのテクニックをご提案します!!
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<得意科目が無い方向け5つのテクニック>
①夜寝る前に暗記する
前回のブログでも書きましたが、人間は寝ている間に記憶を整理します。
寝る直前に入ってきた情報の方が新しい情報なのでしっかりと記憶に定着してくれるんですね。
なので英単語や歴史年号などの暗記系は夜寝る前に実行すると決めてしまうのもアリです。
夕方以降はかなり疲れがたまってて数学などの思考系の勉強は集中しにくいですよね。
寝る前の勉強は考えなくてもできる暗記系がオススメです。かなり怖いホラー映画を観ても数日たてば忘れてきますよね。
あれも一回しか観てないところに次々別の情報が入ってきてるから忘れる事が出来るのです。もし寝る直前に毎日同じものを観ていたらホラーの記憶も定着してしまいますから要注意です。
②朝に復習する
①では夜寝る前に暗記系の勉強をするようにしました。
そうしたら次は朝起きてすぐに前日の分を復習してしまいましょう。
こうすることでしっかり覚えられたか確認でき、覚えていない分はすぐに覚えなおすこともできます。
夜やって朝もやる。この2回だけでもかなり覚えることができますよ。
③一度読んだものをすぐに復習
暗記するときは読んだり書いたりしますよね。その後すぐに復習しましょう。
一度目を閉じて今やったことを頭の中でイメージします。たぶん一度目はほとんどイメージできません。なのでまた勉強します。そしてまた目を閉じてイメージ。一度目よりかなりイメージできるようになったはずです。
これを完全にイメージできるようになるまで繰り返すんですね。
ポイントはとにかくすぐに一回復習するということです。「終わったー!」でもう見ないんではなくすぐに復習を始めましょう!
④音を遮った状態で暗記する
聴覚からの情報は視覚からの情報をかなり邪魔します。うるさいところで勉強をしていると聞こえくる話のせいで全然覚えられなかったりしますよね。
私の場合はイヤホンで音楽を聴くことで周りの音を遮った状態で勉強します。音を遮るためには耳栓もお奨めです。
耳栓をすることで完全ではないですが気にならないレベルまでは音を遮ることができます。筆箱に常に1セット入れておくといいでしょう。
⑤声に出す
読むだけでは暗記としては物足りません。ですが書くのは時間がかかって仕方ないですよね。
そういうときは声に出して読むようにしましょう。割とゆっくり自分が意味を理解できるぐらいのペースで読みます。
それでも書くよりは速いですよね。黙読よりも音読の方がはるかに暗記しやすいので声に出しましょう。
自習室ではできませんが、カフェとか通学中なら相当大きな声でない限りほとんど周りには聞こえません。
加えて④でお奨めした耳栓をして声を出すと、自分の声だけかなり大きく聞こえるようになります。
身体の中で響くって感じですね!暗記にはぴったりなので耳栓+音読オススメですよ。
これらのテクニックをすぐに実行し、一科目づつ克服していきましょう!!